マランツ Marantz
プリメインアンプ シルバーゴールド NR1200/FN [ハイレゾ対応 /DAC機能対応]
NR1200FN
ひろがる、リビングの音楽。HDMIセレクター搭載のHi-Fiステレオアンプ
通常価格 ¥70,000(税別)
JAN:4951035069912
発売日 2019年10月中旬
在庫少
・2chフルディスクリート・パワーアンプ
定格出力75W(8 Ω)のフルディスクリート&シンメトリカル・レイアウト・パワーアンプ
・ダブル・ディファレンシャル構成のD/A変換回路
高S/N比と透明感の高い空間表現を実現
・5入力 / 1出力のHDMI端子(4K Ultra HD / HDCP 2.3対応)
4K / 60p / 3D / ALLM / ARC / CEC / HDR10 / HLG / BT.2020 / HDCP 2.3に対応
・HEOSテクノロジーによる先進のネットワーク機能
ストリーミング(Amazon Music、AWA、Spotifyなど)、インターネットラジオ、ハイレゾファイル再生対応
・Wi-Fi、AirPlay 2、Bluetooth対応
ワイヤレスで手軽にミュージックストリーミング。Bluetoothヘッドホンへの送信にもアップデート対応
・使いやすさを徹底的に追求したインターフェース
セットアップアシスタント、日本語対応GUI、Amazon Alexaによる音声コントロール対応
“音のレベルが違う”新コンセプトHiFiアンプ
本稿ではマランツの薄型AVアンプ「NR1608」との比較を踏まえながら、「NR1200」の機能や音質を検証していく。
一聴して、NR1608とは出てくる音のレベルが違う。決してNR1608の音に不満があったわけではないが、NR1200との組み合わせでは、単に高音が伸びるとか低音が出るとかを越えた(もちろんそれらも音質を語るうえで大切な要素ではあるが)、音楽が空間の中に、忽然と現れる感覚が味わえる。
ハイレゾ版のストリーミング配信が始まったビートルズの『アビー・ロード』から「カム・トゥゲザー」を聴くと、イントロの楽器の音の俊敏な立ち上がり、音がスピーカーにまとわりつかずスムーズに空間に満ちる様など、たしかにハイレゾ音源に求められる音質的美点が感じられた。
2本のスピーカーを使いつつ、スピーカーの存在が消えて音楽だけが在る。2chならではの「魔法」を、デスクトップ環境で軽々と実現したNR1200の実力は、紛れもなく「Hi-Fiアンプ」の名にふさわしい。
文:逆木 一
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。
業界初のチャレンジが大成功した例だ。これまで「HDMI入力付きの2チャンネル・ハイファイアンプ」というものは、業界に存在しなかったが、マランツが「このジャンルをつくろう」と決意。確かにリビングルームで、音楽ライブや映画を2チャンネルで気軽に、しかも高音質で楽しむというニーズは確実にある。
かつてはHDMIは音質がいまひとつといわれていたが、本アンプは違う。刮目のハイクオリティなのだ。ノイズレベルが格段に低く、全帯域に渡ってクリヤーだ。その結果、細部まで透徹した音情報の出方、音場の透明感、余韻の豊かな再現……など、HDMIアンプでは常識外れの高音質が得られる。これには、マランツの2チャンネルアンプ用の高音質構造、回路がそのまま採用されていることも大きい。ノイズ発生源のディスプレイ回路を停止させる「ピュアダイレクトモード」では、より清涼で緻密な音を再生する。