どんづまりの殺意に光る野獣の眼！魔窟に潜む五人の兇悪犯！妖しいネオンの殺人カスバ！

カスバと呼ばれる城北新地ネオン街。
ここを根城とするギャング・仙波は仲間の小木曽に女を殺させて半裸の死体を川へ蹴り落とした。
警察の逮捕から逃れた仙波たちに、服役中だった安斎が15年の刑期を終えて合流する。
バーのマスター黒木を加えた三人は、東京球場の売上金強奪を計画。
安斎はストリップ劇場でトランペットを吹く矢代を計画に引き入れようとする。
刑務所生まれの矢代を、安斎は実の子のように可愛がっていたのだ。
その様子を劇場のストリッパーで恋人のユリが心配そうに見ていた。
一度は誘いを断った矢代だったが、仙波が矢代の前科を垂れ込んだことで劇場をクビになり、計画に加わる選択をする。
安斎は球場警備員として矢代を潜入させ、襲撃計画は着々と進んでいくのだった。
しかし決行直前、黒木の情婦・寿美子を巡って小木曽と黒木が争い、逆上した黒木は警察に計画を密告しようとする。
また矢代も、仕事を辞めたユリから田舎で一緒に暮らそうと誘われ…。
※東京球場とは南千住にあった野球場(1962-1972)。千葉ロッテマリーンズの前身にあたる毎日大映オリオンズが本拠地として使用。

【映像特典】
オリジナル予告篇