MCポジジョンの入力系統からアンバランス入力を排除し、全てをXLR端子によるバランス入力とした、フラッグシップとなるフォノイコライザーアンプ。
通常価格 ¥540,000(税別)
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発売日 2022/06/30
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自社でラインナップしている多数のMC/MMカートリッジはもちろん、様々な製品との適合も想定したハイクラスなフォノアンプの決定版。
EQA-2000は、「フォノイコライザーアンプとはかくあるべき」とオルトフォンが抱き続けてきた理想をそのまま具現化させた、これまでの集大成ともいえる製品です。
<主な特長>
バランスオンリー、さらに2系統のMC入力
MCポジジョンの入力系統からアンバランス入力を排除し、全てをXLR端子によるバランス入力としました。
バランス入出力の最初と最後の接点となるコネクターには、中欧リヒテンシュタイン侯国に本拠を構えるNEUTRIK社製のXLRレセプタクルコネクターを採用。出力電圧0.2〜0.5mV程度という極めて微細なMCカートリッジの音声信号を確実に伝送させ、またアナログ再生時に頻発しうる端子の接触不良を避けるためには極めて高品質なプロフェッショナル仕様のコネクターでなくてはならないため、オルトフォンは長年にわたって数多くの製品にNEUTRIK製コネクターを使用し続けています。
また、MC入力は2系統まで接続可能となっており、この入力切替はフロントパネルの「MC INPUT」セレクターノブを回すだけで容易に行うことが可能です。ハイエンドなアナログ再生環境では再び標準となりつつある、ダブルアームやプレーヤーの2台使用への対応を念頭とした仕様です。
トランスによるMC昇圧へのこだわりと、厳選された2種類のユニット
EQA-2000では、先代のフラッグシップモデルEQA-999で実現したMC昇圧トランス2種類の搭載という仕様もあわせてこれを継承し、1つ目にはμ-metalと呼ばれる合金素材のケースに納められた北欧スウェーデンのLundahl社製オルトフォン特注トランスユニットを、2つ目にはパーマロイのケースに納められた本機専用設計のトランスユニットを採用し、万全のノイズ対策を施した上で双方をバランス入力に対応させています。
この内蔵トランスは、フロントパネルの「SELECTOR」ノブを回すことで2種類のトランスとその対応インピーダンス範囲の切替(Lundahl製ユニットのみ)を行うことが可能です。
MC昇圧トランス接続用とした、MMポジションのバランス入力
MMポジションにもバランス入力端子が1系統備えられています。
これはオルトフォン ST-90のような、入出力ともにXLR端子によるバランス伝送が可能な昇圧トランスからの入力を想定した仕様です。
ここにバランス対応の昇圧トランスを接続した場合、本機1台でバランスMC入力3系統の接続が可能となります。
高品質な素子を採用したイコライジング回路
MC・MMそれぞれの入力信号は、最終的にRIAAカーブのかけられた音声信号を元に戻すためのイコライザー回路を通ってから出力端子へと向かいます。
NF型を採用したこのイコライザー回路は、MC入力回路とはアースラインともども独立した別基盤となっており、極めてクリアで緻密な表現を可能とした本機のサウンドを支える生命線となっています。
また、本機には超低音域をカットするためのサブソニック・フィルターが搭載されており、使用環境によって再生時にハウリングや低音域のノイズなどが入ってしまう場合はこのスイッチをONとして超低音域をカットし、アンプや特に大口径のスピーカーユニットを保護することが可能です。
小口径スピーカーの多い現代では使用されることの少ない機能ではありますが、環境によっては必要となる可能性もあるため安全策として盛り込まれました。