軽量化と高画質を高次元で実現している「RF600mm F4 L IS USM」の光学系を受け継ぎ、レンズ後部に最適な拡大光学系を配置し、ミラーレス一眼用交換レンズとしては極めて軽量な焦点距離1200mmの超望遠レンズを実現。
小型軽量化し、実用性を増した超望遠レンズの登場により、天体や野生動物、航空機、スポーツといった撮影シーンにおいてユーザーの撮影領域を拡大します。

１．光学技術を応用し大幅な小型・軽量化と高画質を両立
・高い機動性と高画質を実現した「RF400mm F2.8 L IS USM」および「RF600mm F4 L IS USM」の光学系を継承。本体後部に独自の拡大光学系を配置して焦点距離を伸長 。大口径超望遠レンズのミラーレスカメラ用としては極めて軽量な焦点距離1200mmのレンズを実現。
・“RF1200mm F8 L IS USM” は「エクステンダー RF2×」を「RF600mm F4 L IS USM」に装着した場合と同程度の全長、質量を維持しながら、 本体後部の拡大光学系にUDレンズを採用することで、拡大された色収差を良好に補正。
・“RF1200mm F8 L IS USM” は「EF1200m F5.6L USM」1993年7月発売）と比較して、全長を約836mmから約537mmへ約36％短縮。さらに質量は約16,500gから約3,340gへ約80％軽量化。
・蛍石レンズ2枚とスーパーUD※1レンズ1枚、UDレンズ1枚を含む18群26枚の光学設計により、軽量化と高画質化を両立。本体後部の拡大光学系の前方にUDレンズを1枚配置することで、拡大光学系により拡大される色収差を良好に補正し、 高画質と長焦点距離化の両立を実現。
・特殊コーティング「ASC Air Sphere Coating ）」を採用し、画質劣化の原因となるフレア・ゴーストを抑制。
・レンズ内光学式手ブレ補正機構により 、「RF1200mm F8 L IS USM」は4.0段※2の手ブレ補正効果を実現。

※1：UD Ultra low Dispersion 特殊低分散）レンズの性能を大幅に向上させ、UDレンズ2枚分、蛍石の特性とほぼ同等の効果を備えたレンズ。
※2「EOS R」（2018年10月発売 、「EOS R5」2020年7月発売）、「EOS R3」2021年11月発売） 使用時。CIPA規格に準拠。Yaw/Pitch方向。

２．最大焦点距離2400mm相当の超望遠撮影が可能
・“RF1200mm F8 L IS USM”に焦点距離をそれぞれ1.4倍、2倍に伸長する別売りの「エクステンダー RF1.4×」「エクステンダー RF2×」を装着することで、最大焦点距離2400mm相当の超望遠撮影を実現。エクステンダー装着後もAF撮影や手ブレ補正機能が使用可能。

３．「Lレンズ」にふさわしい耐久性と信頼性を追求
・太陽光に含まれる赤外線の反射率を高めた遮熱塗料を採用し、炎天下における屋外スポーツなどの長時間撮影でもレンズの温度上昇を抑制。
・マウント部、スイッチ部、フォーカスリングなどに防じん・防滴構造を採用。
・レンズ最前面に油や水滴が付着しにくいフッ素コーティングを採用。

４．「EOS Rシステム」の高性能を生かすRFレンズ共通の機能
・レンズの絞り駆動制御の最適化により、「EOS R3」との組み合わせでは、電子シャッター撮影時におけるAF AE追従 最高30コマ秒の高速連写に対応。
・動画撮影時の絞り制御を1/8段の分解能で設定することができ、暗所から明所へ被写体が移動するシーンなどにおいて、明るさの移り変わりを滑らかに表現。

５．快適な撮影をもたらす各種機能と充実した同梱アクセサリー
・被写体の動きに合わせて選択可能な、3種類の「ISモード」を搭載。ポートレートや風景など静止している被写体に適した「ISモード1」、モータースポーツや航空機の撮影などで用いる流し撮りに適した「ISモード2」、スポーツなど不規則な動きの被写体に適した「ISモード3」の3種類を使い分けることが可能。
・対応カメラ装着時、AF中にフォーカスリングを回すことで、マニュアルフォーカスへ切り換え可能な「電子式フルタイムマニュアルフォーカス※3」を搭載。 サーボAF中も切り換えすることができ、ピント合わせを任意にコントロールが可能。
・マニュアルフォーカスの速度を3段階から選択できる機能「マニュアルフォーカススピードスイッチ」を搭載。
・事前設定した2点までの任意の位置に速やかにピントを合わせることができる「フォーカスプリセット」を搭載。
・レンズファンクションボタン※4、パワーフォーカス機能、セキュリティースロットを搭載。
・レンズフード、レンズキャップ、三脚座、レンズワイドストラップ、レンズ持ち運び用のソフトケースを同梱。

※3：カメラの設定変更が必要。「EOS R」・「EOS RP」・「EOS Ra」は非対応。また、「EOS R5」・「EOS R6」は、Version1.3.0以降のファームウエアより対応。
※4：カメラの初期設定では、「AFストップボタン」として機能します。