聴力を失い絶望する天才音楽家ルートヴィヒと、謎の女が生み出す音楽とは──。/時代と空間を超えて綴られる、エキゾティシズムなレビュー・アラベスク。
通常価格 ¥7,200(税別)
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発売日 2021/04/20
残りわずか
【ストーリー】
■ 『f f f―フォルティッシッシモ―』
19世紀始めのオーストリア帝国、首都ウィーンの劇場では、ルートヴィヒの指揮による新曲コンサートが行われていた。
喝采が劇場中に響き渡り、コンサートは熱狂のうちに幕を下ろす。ルートヴィヒの楽屋に、オーストリア皇帝たちが姿を見せる。
最後に演奏された交響曲は世界の覇者を思わせたと讃える皇帝。周囲はその曲を皇帝に献呈するように促すが、
ルートヴィヒは、この交響曲の名は「英雄」、ナポレオンに捧げるものだと言い放つ。フランスの将軍ナポレオン・ボナパルトは、
革命の波及を恐れて干渉戦争を仕掛けるオーストリアなど近隣諸国に対抗し、戦いを続けていた。
ルートヴィヒはそんなナポレオンに心酔していたが、近隣諸国の王侯貴族にとってナポレオンの存在は大きな脅威となっていた・・・。
皇帝の側近は自由主義的なルートヴィヒに厳しい目を向ける。
気鋭の音楽家として自信をみなぎらせるルートヴィヒは、美しい伯爵令嬢のジュリエッタに求婚する。
敬愛するゲーテの「若きウェルテルの悩み」が上演される劇場に彼女を誘うルートヴィヒ。故郷から来た親友の医師ゲルハルトと
その妻ロールヘンに恋人を紹介しようと計画するルートヴィヒだが、ジュリエッタは身分なきルートヴィヒを裏切り、
親の勧める貴族と婚約したのだ。ジュリエッタは、ルートヴィヒに別れの言葉を告げる。
だが、聴力に異変をきたし始めたルートヴィヒに彼女の声は届かない・・・。
“さようならって、言っていたわ”――彼の前に現れた謎の女がそう告げた。ルートヴィヒだけに聞こえる不可解な女の声。
その幻影から逃れたいと悶えるルートヴィヒの脳裏に幼き日の不幸な記憶が襲い掛かる・・・・・・。
■ 『シルクロード〜盗賊と宝石〜』
西から東へ、そして東から西へ・・・文化、文明、人を乗せ、陸と海とで西欧とアジアを結びつけてきた交易路「シルクロード」。
路往く隊商を襲った盗賊は、一粒の青いダイヤモンドを手にいれる。しかしそれはインドの女神シータの失われた片目であった。
ある者には幸福を、そしてまたある者には悲運をもたらしつつ幾度となく持ち主を変え、遙か古よりこの「シルクロード」を彷徨ってきた宝石の、
その煌めきの中に宿る数多の記憶を辿る旅へと盗賊は誘われてゆく・・・過去から未来へ、そして未来から過去へ。
時代と空間を超えた旅の中で綴られる、エキゾティシズムに富んだレビュー・アラベスク。
数多くのCMやアニメ、映画音楽を手掛け、様々なアーティストへの楽曲提供をおこなっている菅野よう子氏が楽曲を提供。
独創的な音楽世界と望海風斗を中心とした雪組がお届けするハーモニーにもご期待ください!
【収録内容】
■ 公演映像(B日程)
■ 特典映像(A日程ダイジェスト・Special Movie@稽古場)
16ページカラーブックレット付き
※音楽著作権上の理由により、一部音楽を差し替えて収録する場合がございます。あらかじめご了承ください。