デザインが大幅に変わったiPhone 12シリーズは、Deffが初めてアルミバンパーを発売したiPhone 4に似たフラットなデザインに似ています。それだけにDeffとしても基本に立ち返り、機能美ともいえる三次元デザインを突き詰めました。各パーツを固定するためのネジやネジ穴のない極めてスムーズな表面に、持ちやすさとアクセントとなるDiamond Carving（菱形の彫刻）を施しました。機構部品を排除することで可能な限り薄く軽く仕上げています。もちろん液晶面やカメラ、ポート類など重要な部分はしっかりと保護をするバンパーとしての役目を果たしています（iPhone 12 Proのみ。iPhone 12 Pro Maxはディテイルを保持するためにカメラレンズ部が露出します）。

本製品に採用された特殊樹脂のG10（ジーテン）をiPhone用バンパーでは初めて採用しました。G10とはガラス繊維の織物にエポキシ樹脂を染み込ませ、それを積層して高温高圧で固めた材料です。耐熱性が高く耐衝撃性に優れ、成形後の形状変化も少なく水分や薬品の影響もほとんど受けません。また、電気を流しにくく電波を通す特性のため、主に通信機器を含む電子回路を構成するプリント基板や、軍用機材の部品や材料（ナイフや拳銃のグリップ）、など過酷な用途で極めて高い信頼性が要求される製品に使われています。G10は4G、5Gスマートフォンの電波に干渉しません（Wi-Fi、Bluetoothを含む）。

また、背面を保護するアラミド繊維製（デュポン製ケブラー）のカバープレートを同梱しました。バンパーと組み合わせる事で一体感が高まり、擦り傷などがからiPhoneの背面ガラスを保護します。アラミド繊維はNFCやワイヤレス充電に影響しませんので、Apple PayやMagSafe充電が可能です。

バンパーの固定はネジも工具も一切不要のQuickLock 2（クイックロックツー：実用新案申請済）を採用しています。バンパーと一体成形された特殊形状のフックパーツと精密に調整されたカバーパーツを組み合わせて固定します。iPhoneに装着をするとガタつきもなくピッタリと固定されるこれらの超精密加工は、台湾の協力工場でブラッシュアップされ、見事なまでの一体感を実現しています。バンパーの内側には厚さ0.3mmのシリコンが組み込まれており、外部からの衝撃をiPhoneに直接伝えない構造になっています。