当社独自の「スパイラルドット」の採用により、クリアなサウンドを実現
イヤーピース内壁にスパイラル状にドットを配列した、当社独自の「スパイラルドット」を採用。イヤーピース内の反射音を拡散させ、直接音とのバランスを最適化することで、音のにごりを抑え、クリアなサウンドを実現します。

SMP iFitを採用し、純度の高いクリアサウンドと優れたフィット感を実現
SMP iFitと高品質シリコンを組み合わせたハイブリッド構成を採用し、フィット感と外れにくさを両立品では、SMP iFitのバリエーションの中から、モチモチとした触感を持ちつつ、サラサラとした肌触りを持つグレードを選択し、ナチュラルなフィット感のイヤーピースに仕上げました。

SMP iFitと高品質シリコンを組み合わせたハイブリッド構成を採用し、フィット感と外れにくさを両立
特性の異なる2つの素材を組み合わせたハイブリッド構成を採用。傘の部分の素材は長時間の使用でも痛くなりにくい優しいフィット感を実現するSMP iFitとし、リング部分はズレや脱落を低減する高品質シリコンとしています。また、二つの素材の特性を生かしながら両素材を一体化させるために、接合面を当社独自のウェーブ形状としました。

耳に最適なサイズを選べる5サイズをラインアップ(S/MS/M/ML/L)

リング部をサイズ別にカラーリング


各パートを自然に立たせるキレの良さ、この効き目なら価格にも納得

初代スパイラルドットと比較すると、見た目の上ではほぼ同じだが、開口部のフチはスパイラルドット++の方が薄く鋭角的。明確に違うのは表面の質感で、++はさらに滑らか、かつ指に吸い付くかのようだ。装着感は++の方が耳を押し返す力が優しく、長時間の快適さでは一歩リードする印象。耳から外すときもすんなり抜ける。

試聴してみると、すぐにわかるくらいの違いが出た。初代のすっきりとした“クリアさ”は受け継ぎながら、さらに“キレの良さ”が加わったのだ。音の立ち上がりがクッキリとして明瞭感が増し、楽曲の1パートごとが聴き分けやすい。特に中高音域のシャープさは初代と比べても驚くほど向上している。

想像以上の効果が感じられた一方、全体としてはあくまでイヤホン自体の個性を活かした自然なバランスに収まっている。さまざまなイヤホンで良い結果が期待できそうだ。

イヤーピースとしては思い切った価格に見えるが、これだけの効果が得られるのなら、むしろ安いものとすら思えてしまう。お気に入りのイヤホンにいま少しの明瞭さ、あるいは柔らかな装着感が欲しいというとき、おおいに検討する価値のある高機能イヤーピースだ。

文：成藤 正宣

※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。