僕の春の思い出。彼女の一生の思い出。
通常価格 ¥3,410(税別)
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発売日 2019/04/03
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【INTRODUCTION】『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』(双葉社刊)『か「」く「」し「」ご「」と「』(新潮社刊)『青くて痛くて脆い』(KADOKAWA刊)……数々の話題作で知られる小説家・住野よる。『君の膵臓をたべたい』はそのデビュー作にして、代表作だ。小説投稿サイトでの公開を経て、双葉社より2015年6月に書籍化。タイトルの印象的なフレーズと、切なくも美しい内容で刊行直後から大きな反響を巻き起こし、累計発行部数は260万部を超える。2017年7月には実写映画が公開され、こちらも大ヒットを記録。『キミスイ』の衝撃は、刊行から三年以上の月日が経った今も深く、静かに広がり続けている。そして2018年9月。満を持して、劇場アニメ映画が全国公開されてることとなった。主人公である「僕」を演じるのは、映画『PとJK』『散歩する侵略者』などで確かな実力を示し、今年発表された第72回毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞した注目の俳優・高杉真宙。ヒロインである山内桜良は、数々のテレビアニメや吹替で活躍中の若手人気声優・Lynnが担当。ふたりを取り巻く登場人物には、藤井ゆきよ、内田雄馬、福島潤、田中敦子、三木眞一郎ら豪華声優陣が参加。さらに、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞をはじめ数多の賞に輝き、近年も連続テレビ小説『ひよっこ』などで素晴らしい存在感を見せている女優・和久井映見が、桜良の母を演じる。アニメーション制作を手がけるのは、『うしおととら』のスタジオヴォルン。監督を務めるのは、『ワンパンマン』『ALL OUT!!』などで主要スタッフのひとりとして作品を支え、今作で監督デビューを飾る新進気鋭の才能・牛嶋新一郎。今作では原作者の全面協力のもと、脚本も自ら手がけ、活字で描き出された作品世界を、丁寧な手つきで映像表現へと変換している。充実のキャスト・スタッフ陣が集結し、アニメならではの繊細な表現で描かれる『キミスイ』の世界。この秋、最も美しい「春」が、スクリーンに咲き誇る。【STORY】彼女は言った。「君の膵臓をたべたい」春。まだ遅咲きの桜が咲いている、4月のこと。他人に興味をもたず、いつもひとりで本を読んでいる高校生の「僕」は、病院の待合室で、一冊の文庫本を拾う。手書きの文字で『共病文庫』と題されたその本は、天真爛漫なクラスの人気者・山内桜良が秘かに綴っていた日記帳だった。日記の中身を目にした「僕」に、桜良は自分が膵臓の病気で余命いくばくもないことを告げる。それは、家族と医師以外には病気を隠している彼女にとってただひとり、秘密を共有する相手が出来た瞬間だった。最期の日が訪れるまで、なるべくこれまでどおりの日常生活を送りながら、やりたいことをやり、精一杯人生を楽しもうとする桜良。そんな彼女の奔放な行動に振り回され、「僕」の心は少しずつ変化していく。――それは、「僕」の春の思い出。彼女の一生の思い出。(c) 住野よる/双葉社 (c) 君の膵臓をたべたい アニメフィルムパートナーズ