羽生善治を追い詰めた棋士――村山 聖(さとし)。病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯。
通常価格 ¥3,410(税別)
JAN:4988111251398
発売日 2017/04/28
残りわずか
羽生善治を追い詰めた棋士――村山 聖(さとし)。
病と闘いながら全力で駆け抜けた、わずか29年の生涯。
【ストーリー】
1994年、大阪。
路上に倒れていたひとりの青年が、通りかかった男の手を借りて関西将棋会館の対局室に向かっていく――。
彼の名は村山聖[さとし](松山ケンイチ)。
現在七段、“西の怪童”と呼ばれる新世代のプロ棋士だ。
聖は幼少時より「ネフローゼ」という腎臓の難病を患っており、無理のきかない自らの重い身体と闘いながら、将棋界最高峰のタイトル「名人」を目指して快進撃を続けてきた。
そんな聖の前に立ちはだかったのは、将棋界に旋風を巻き起こしていた同世代の天才棋士・羽生善治(東出昌大)。
すでに新名人となっていた羽生との初めての対局で、聖は必死に食らいついたものの、結局負かされてしまう。
「先生。僕、東京行きます。」
どうしても羽生の側で将棋を指したいと思った聖は上京を希望し、相談を持ちかける。
先生とは「冴えんなあ」が口癖の師匠・森信雄(リリー・フランキー)だ。
聖は15歳の頃から森に弟子入りし、自分の存在を柔らかく受け入れてくれる師匠を親同然に慕っていた。
体調に問題を抱える聖の上京を家族や仲間は反対したが、将棋に人生の全てを懸けてきた聖を心底理解している森は、彼の背中を押した。
東京――。
髪や爪は伸び放題、本やCDやゴミ袋で足の踏み場もなく散らかったアパートの部屋。
酒を飲むと先輩連中にも食ってかかる聖に皆は呆れるが、同時にその強烈な個性と純粋さに魅了され、いつしか聖の周りには彼の情熱を支えてくれる仲間たちが集まっていた。
その頃、羽生善治が前人未到のタイトル七冠を達成する。
聖はさらに強く羽生を意識し、ライバルでありながら憧れの想いも抱く。
そして一層将棋に没頭し、並み居る上位の先輩棋士たちを下して、いよいよ羽生を射程圏内に収めるようになる。
そんな折、聖の身体に癌が見つかった。
「このまま将棋を指し続けると死ぬ」と医者は忠告。
しかし聖は聞き入れず、将棋を指し続けると決意。
もう少しで名人への夢に手が届くところまで来ながら、彼の命の期限は刻一刻と迫っていた…。
【映像特典】
■予告編集
【音声特典】
■オーディオ・コメンタリー(松山ケンイチ×東出昌大×森義隆監督)