オーディオテクニカ audio-technica
VM型(デュアルムービングマグネット)ステレオカートリッジ VM520EB
VM520EB
トレーシング歪みを低減し正確な情報を引き出す接合楕円針を採用
通常価格 ¥16,000(税別)
JAN:4961310137540 
発売日 2016/12/09 
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■接合楕円針を搭載した楕円針のスタンダードモデル

■アルミニウムパイプカンチレバー採用

■発電効率を高めるパラトロイダルコイル

■クロストークを改善するセンターシールドプレート

■高剛性樹脂ハウジング


オーディオテクニカがVMカートリッジを全面刷新。本記事では、スタンダード〜ミドルの価格の製品がそろう「500シリーズ」を野村ケンジ氏がレビュー。初心者からマニアまで満足させるコストパフォーマンスの高いカートリッジ群をレポートする。

今回の刷新でもっともユニークなのは、ラインナップ全モデルで針とハウジング(ボディ)に互換性があり、針交換が行えるということだ。ハウジング部分が500シリーズは高剛性樹脂製で共通化されているため、シリーズ内の各モデルで異なるのは針の部分のみということになる。要は針を付け替えたり、交換したりすることが可能になるということだ。また、針だけの別売も行われる。

価格が下の順から、「VM510CB」は接合丸針、「VM520EB」は接合楕円針、「VM530EN」が無垢楕円針、「VM540ML」が無垢マイクロリニア針を装着する。高性能パラトロイダルコイルを採用した点は上位機と同様だ。カンチレバーは、VM540MLのみアルミニウムテーパーカンチレバー、そのほかのモデルはアルミニウムカンチレバーを採用する。

針交換ができるこの機構を活用すれば、まずはVM520EBを購入して楽しみ、後から交換針「VMN40ML」を追加購入してVM540MLと同じサウンドも楽しむ…というようなことができるようになる。

接合楕円針を備えた「VM520EB」を試聴する。ややドライ寄りのエッジが明瞭なサウンドキャラクターなのだが、中域はしっかりした厚みを備えている。低域の量感も絶妙で、なおかつフォーカス感も高いため、どっしりと腰を落とした存在感のあるサウンドとなってくれた。さらにVM510CBと比べてエコー成分がより落ち着いて、とても自然な音色になっている。

様々な音源を聴いたが、特に相性が良かったのがアース・ウインド&ファイアー。キレの良さはあと一歩を求めたくなる部分もあるが、ヴォーカルがぐっと前に出て、それでいてバックの演奏もしっかり届いてくる絶妙なバランス感覚を楽しませてくれた。「正直な話、これで充分なのでは…」と思ってしまう“まとまりの良さ”を持つ、なかなかに優秀なカートリッジだ。

文:野村ケンジ

※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。

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仕様 ■本体サイズ(H×W×D):17mm× 17 mm× 28 mm ■重量:6g