純鉄ヨーク採用の“DUAL PHASE PUSH-PULLDRIVERS”を搭載。音響特性に優れる高剛性チタニウムハウジングで堪能する真実の音
通常価格 ¥33,546(税別)
JAN:4961310136789
発売日 2016/06/17
残りわずか
■効率良く磁気を伝達する純鉄ヨーク採用のφ13mmドライバー×2によりハイレゾ音源を極致まで描く高解像度再生
■前後直進運動を向上させるアルミニウムスタビライザーで高レスポンスかつ忠実な音を再現
■優れた音響特性の高剛性チタニウムハウジングにより不要共振を徹底排除
■L/Rch独立のスターカッド撚り線でノイズの少ない信号伝送を実現
■ノイズへの耐性とメンテナンス性に優れたオーディオ専用設計の着脱式コネクター(A2DC*)を採用
*A2DC:Audio Designed Detachable Coaxial
オーディオテクニカの「ATH-CKR100」は、ダイナミック型ドライバーを2発、振動板が向かい合うように配置した「DUAL PHASE PUSH-PULL〈Hi-Res Audio〉DRIVERS」を搭載したイヤホン。ハイレゾ対応も果たした“Sound Reality”シリーズにラインナップする。
まず前モデル「ATH-CKR10」と比較して、大きく改善したのが中低域の制動感の高さに伴う音像の引き締め効果の向上だ。定位もより明確でフォーカスの良さも格段に上がっている。低域の量感と引き締めの高さをバランス良く両立しており、空間の見通しの深さもより良く表現できている。
しかしモニター系ほどタイトすぎることはなく、伸びやかですっきりとした味わいのローエンドを聴かせてくれる。対する高域はほぐれ良く爽やかな傾向で、管弦楽器の旋律もS/N良く軽やかなタッチで描き出す。
そして特にDUAL PHASE PUSH-PULL〈Hi-Res Audio〉DRIVERSの良さが感じられるのが、シンバルの微細な余韻を描き切る階調表現の深さだ。音場の広がりや奥行きの表現もイヤホンとは思えぬ自然な再現性を誇り、DSD音源との相性も高い。管弦楽器やアコギの弦のタッチは硬質ではあるが、アタックの切れ味鮮やかな分離良い描写性で、余韻の伸びもすっきりと展開。オーケストラのローエンドも密度良く引き締め、演奏の芯を引き出す。
本機はハイレゾ音源の持つ瑞々しい表現を誇張なくリアルに引き出すモニター顔負けのトレース能力と、自然で躍動感ある高密度なハーモニーを高次元で融合させた、新時代のダイナミック型イヤホンだ。カナル型の狭い空間性を感じさせない広大な音場再現力と、音離れ良く丁寧な質感描写の生々しい表現も数段格上の価格帯製品と肩を並べることができる。エントリー機からのステップアップにも最適なハイC/Pモデルだ。
文:岩井 喬
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。