リスナー自身によるきめ細やかな設定が、グルーヴに刻まれた演奏表現を甦らせ、聴き慣れた愛聴盤からこれまでにない音楽的感銘を引き出します。
通常価格 ¥140,000(税別)
JAN:4958136005122
発売日 2016/02/22
残りわずか
◆カートリッジに最適化する負荷調整
使用するカートリッジの特性に合わせる負荷インピーダンス切り替え (34/47/56/100kΩ) と、負荷容量切り替え (0/100/220/320pF) スイッチを背面に装備し、
カートリッジが持つポテンシャルを引き出します。
◆こだわりのMCトランス内蔵
E-250は、ローインピーダンスのMCカートリッジにも対応するL/Rを独立させたスーパーパーマロイコア採用の2段階ゲイン切り替え付きステップアップ・トランスを搭載。
トランスでしか味わうことのできない、音楽性豊かな表現力が魅力です。
◆大容量の電源回路
電源回路には、新開発の低背型大容量ブロックコンデンサーと、ディスクリート構成のレギュレーター回路を採用し、高品質な電源環境を実現。
また、繊細な音楽信号をスムーズに伝送するラックスマン独自のラウンドパターン配線基板を採用しました。
◆アーティキュレーター機能
音がハッキリしない、立ち上がりが弱いなど、カートリッジの帯磁による音質劣化が顕在したときに、再生する音楽の信号電流でカートリッジやMCトランスを消磁するアーティキュレーター機能を装備。
カートリッジをリフレッシュし、初期使用時の特性を最大限に保持します。
◆本格的なNF型イコライザー回路
E-250は、初段のFETをパラレル接続することで低ノイズを実現した高S/NのNF型イコライザー回路を、オリジナル・カスタムパーツの数々で構成しました。
また、モノラルレコード再生時に便利なモノラルスイッチや、レコードの反りから発生する低周波をカットするローカットスイッチも用意しました。
◆ツインアームに対応する入力切替
2台のプレーヤーや、ツインアーム搭載のプレーヤーに対応する2系統の入力をフロントパネルからワンタッチで切り替え可能です。
選んだ入力に対してカートリッジのタイプを選択することで、レコード盤ごとにお好みのカートリッジを手軽に切り替えることができます。
◆ブラスターホワイトのアルミパネル
E-250は、B4サイズのコンパクトな筐体に、レバー型制御スイッチをレイアウトした趣味心をくすぐるブラスターホワイト仕上げのフロントパネルを身にまとい、
高級感のあるメカニカルなデザインを実現しました。
◆リファレンス電源ケーブルの付属 電源ケーブルには、ラックスマンのリファレンスであるOFC極太線ノンツイスト構造のJPA-10000が付属。
電源ケーブルの着脱が可能なACインレットは3ピンタイプを採用し、安定したケーブルの装着と保持を実現しています。
アナログ・リバイバルとも言える今、フォノイコライザーの存在が脚光を浴びている。そんな中、音質が良くリーズナブルな単体フォノイコを展開するのがラックスマンだ。従来モデル「E-200」をベースに、構成部品を刷新して登場させたのが、本機「E-250」である。
NF型イコライザー回路を採用。LR独立のスーパーパーマロイコア採用の二段階ゲイン切り替え(57dB/66dB)式MC昇圧トランスを内蔵し、反りのあるレコードで発生する低音ノイズをカットするローカットスイッチ等いくつかの機能はE-200から継承。
本機ではカートリッジの特性に合わせた負荷インピーダンス切り替えと、負荷容量切り替えを初搭載。B4サイズで薄型ボディのミニマルな佇まいも魅力だ。
試聴にはアナログプレーヤーに同社「PD-171A」を、カートリッジにフェーズメーションのフラグシップ「PP-1000」を使用。スピーカーはモニターオーディオ「Gold 300」を用いた。
印象的だったのがノラ・ジョーンズの『カム・アウェイ・ウィズ・ミー』。肉声を安定したセンター定位でくっきりと描き出し、バックの演奏も煌めくような倍音が美しい。本機の特長である音の密度、濃さが発揮され、何十回も本盤を聴いてきた中で最上級の再生だ。
同社らしいナチュラルでしなやかな瑞々しさが持ち味で、アナログ/デジタルの境を越え演奏会の空気をそのまま再現するオーディオといえよう。
文:大橋伸太郎
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。