時代の変化に応えた原音リファレンスインイヤモニター。
通常価格 ¥16,800(税別)
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発売日 2016/04/15
残りわずか
◆フルレンジ再生のシングル・バランスド・アーマチュアドライバーを搭載し、モニタリングしやすいフラットな音場を実現。
◆フレキシブルに調整できる専用ケーブルにより、長時間使用でも安定したフィット感を持続。
◆集中力を高め、より良いパフォーマンスを引き出す優れた遮音性と筐体デザイン。
◆音響特性と耐久性を追求した自社設計の着脱コネクター(A2DC)を採用。
◆持ち運びに便利なポーチを付属。
数あるイヤホンやヘッドホンから良いものを選ぼうとする際、一つの指標として“プロ用モニター”という響きは惹かれるものがあるのではないだろうか。ただ基本的にバランスや細部のチェック作業に用いられるため、硬い質感で一般的な音楽鑑賞には不向きなものも多い。
一方、昨今のパーソナル制作環境におけるニーズを受け、セミプロ向けの音楽鑑賞にも使える“万能モニター”も増えつつある。そこで今回はオーディオテクニカが展開するモニター系イヤホン“ATH-Eシリーズ”をご紹介したい。
ATH-Eシリーズはユニット構成を含め個性の違うサウンドで、シーンによる使い分けを想定したラインナップで、各モデルのドライバーは音楽制作向けを意識した専用設計が施され、求めた音質も違う。
ミドルクラスに位置するATH-E50はシングルBA型ドライバーを搭載し、よりコンパクトな筺体を用いて装着性を向上させ、DTM制作時だけではなくステージモニターとしてよりアクティブなシーンでの使用も想定した作りとなっている。
ナチュラルで自然な潤い感のあるサウンド傾向で、レンジ感も無理なく素直に伸びている印象。低域方向のダンピングも高く、分離良く引き締まった音像が展開。管弦楽器はしなやかなハリを見せ、潤い良く柔らかい質感で描かれる。
中域成分の出方も自然であり、ボーカルもボディ感も程よい厚みを持つ。口元はソリッドな細身の描写となるが、輪郭感は誇張なく素直な浮き立ちできつさはない。ピアノは比較的ブライトでアタックのキレを際立たせる傾向。解像感高く音場の奥行き感も適度に表現し、バランスの良いモニターに最適なサウンド性だ。とはいえカリカリとした硬い傾向でもないので、普段使いにも重宝するだろう。
一口にモニターと言っても目指すサウンドに多様性がある。楽曲の芯に迫る骨のあるサウンドを鳴らすオーディオテクニカのATH-Eシリーズをぜひ体感していただきたい。
文:岩井 喬
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。