1983年に登場したきうちかずひろ作の「BE-BOP-HIGHSCHOOL」はそれまでの不良漫画とは全く角度の異なったアプローチの“ツッパリ”漫画として大ヒットを記録。ツッパリ高校生コンビのヒロシとトオルが、ケンカや恋に明け暮れる毎日がクールに描かれ、読者から圧倒的な支持を受けた。

原作の過熱する人気を受け1985年12月に映画「ビー・バップ・ハイスクール」が公開。原作エピソードからの構成により“ツッパリ”たちの等身大の青春映画でありながら、原作ではあえて排除されていた激しいケンカのシーンを出演者たちが体を張って挑み、ありえないアクションシーン満載の大活劇となった。中でも“走る電車からケンカで突き落とされるツッパリ”や“アーケードの屋根から落下”などの体を張ったスタントシーンや、“ライバル校たちとのクライマックス大乱闘”など気合の入ったシーンの連打が多くの観客たちの記憶に刻みつけられた。

1作目が爆発的なヒットを飛ばしたことによりガッツりシリーズ化。オリジナルなアクションを満載し、88年までの3年間でシリーズ6作品が作られた。

【収録作品】
「ビー・バップ・ハイスクール」（1985年12月公開）
「ビー・バップ・ハイスクール　高校与太郎哀歌（エレジー）」（1986年8月公開）
「ビー・バップ・ハイスクール　高校与太郎行進曲」（1987年3月公開）
「ビー・バップ・ハイスクール　高校与太郎狂騒曲」（1987年12月公開）
「ビー・バップ・ハイスクール　高校与太郎音頭」（1988年8月公開）
「ビー・バップ・ハイスクール　高校与太郎完結篇」（1988年12月公開）

※ポジテレシネによるHDテレシネ＆HDリマスター