女優・浅丘ルリ子のデビュー作にして、日本初の総天然色ファミリー・ミュージカル！

この作品のヒロイン公募で、2500人もの応募者のなかから見事、主演の座を勝ち得たのが、歌が好きで、踊りが好きな中学生の女の子・浅井信子。
雑誌「ジュニアそれいゆ」で女の子の憧れだったファッション・デザイナー・中原淳一は、彼女の髪形を整え、ヒロインの名前“ルリ子”を芸名にと提案。
井上梅次監督が“浅丘”と名字を命名。
少女はやがて、日本を代表する女優・浅丘ルリ子として活躍することとなる。
昭和29（1954）年に、製作再開を果たした日活の初のカラー作品として鳴り物入りで製作された。
三色分離ネガで作られたコニカラー作品で、長らくモノクロのプリント版しか見ることが出来なかったが、可燃性オリジナル・ネガから1993年、東京国立近代美術館フィルムセンターが復元したもの。
科学者の父の発明を狙うスパイ団に追いかけられるルリ子と、孤児院から抜け出した少年たちの活躍を、歌あり、笑いありで描く冒険ジュブナイル映画。
フランキー堺、有島一郎ら芸達者な喜劇人の笑い、特別出演の北原三枝のバレエ、そして少女歌手だった安田祥子の歌声など見どころタップリ！

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