世界が認めた「M50」の次世代モデル。現場のニーズに応える高解像度モニターヘッドホン。
通常価格 ¥19,200(税別)
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発売日 2014/02/14
残りわずか
◆大口径の強磁力φ45mmCCAWボイスコイルドライバーで
情報量豊かな高解像度再生
◆遮音性を高める楕円形状のイヤカップを採用し
長時間使用でも快適なモニタリング
◆片耳モニタリングが可能な90度の反転モニター機構
◆新採用のヘッドパッド・イヤパッド素材で高耐久性を実現
◆メンテナンスが手軽に行なえる着脱コードを採用
◆利用シーンに合わせて選べる3本の着脱コードを付属
(3mカールコード、1.2mストレートコード、
3mストレートコード)
◆持ち運びに便利な折りたたみ機構
◆スタジオレコーディングやミキシングに最適
モニターヘッドホンは、正確な音再現性を知りうるリファレンスとして、ヘッドホン愛好家にとっても1台は持っておきたいアイテムだ。そもそも音楽制作現場で用いられるものであることから、プロのツールとしての憧れを持つ方も多いだろう。
モニターヘッドホンとしての性能はもちろん、長時間聴いていても疲れにくく、普段づかいの音楽鑑賞用としても活用できるのが、オーディオテクニカ「ATH-M50x」だ。
ATH-M50xはロングセラー機のリニューアルモデル。ケーブル着脱機構やサウンド面など、全面的にブラッシュアップされた。45mm CCAWボイスコイル採用ドライバーを搭載。従来機に比べて低域解像度や空間再現性が高まり、広帯域にわたってフラットな特性を持つ。
イヤーパッドも、耐久性が高く肌触りの良い素材に変更。イヤーカップは90度反転機構を採用。折り畳み機構も備え、持ち運びしやすい。ケーブルは3種を同梱するが、ポータブル用途に便利な1.2mストレートケーブルも含まれている。
ATH-M50xのサウンドを、一般的なリスニングを想定してウォークマン「NW-WM1Z」で再生してみた。従来機より中低域の厚みが増し、全体のバランスが向上。高域・低域ともにレンジが広い、スッキリとしたサウンドが特徴だ。
モニタリング作業で大音量で聴くことも多いが、リスニングという観点から音量を絞って聴いた印象も確認。本機は音量を絞っても音像の輪郭を際立たせ、抜けのよい表現力を備えており、音量を上げなくても細部まで見通せる。モニタリング性能を追求した結果、高い遮音性も備え、屋外でもS/Nの良い音場を楽しめるのもポイント。
1音1音の距離、音像との間にある空間を誇張なく引き出してくれるため、個々のパートが自然に浮き上がり、音がほぐれている。音像の重心もしっかり落ちていて、バランスの取れたニュートラル基調の音質といえる。
モニターヘッドホンならではの特徴として、組み合わせる機器のサウンドも的確に引き出してくれる。ヘッドホンアンプやDAPの音色傾向を探るためにATH-M50xを使ってみるのもいいだろう。
接続環境によって変化する音場感や音像のきめ細やかさ、付帯感のあり/なしといった観点を明確に聴き取れるモニター性能を備えていることにも注目したい。“自分なりの基準作り”を推し進めるという意味でも活用できるはずだ。
文:岩井 喬
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。