COLOR-SKOPAR 50mm F2.2は、フルサイズのMマウントセンサーに最適化した、マニュアルフォーカスの標準レンズです。

新設計の光学系は開放F値をF2.2にすることで、50mmの焦点距離を持つ標準レンズでありながら、マウント面からの製品全長を30mmの短さに抑えました。F2.2の開放絞りから優秀な光学性能を発揮するレンズ構成は異常部分分散ガラス３枚を含む６群７枚。コンパクトで機動力に優れ、オールマイティーに活躍できるレンズに仕上げました。

本レンズは高精度な距離計連動機構を搭載し、総金属製のヘリコイドによるシルキーな操作感覚とともに伝統的なレンジファインダーを用いたピント合わせの醍醐味が味わえます。最短撮影距離は、距離計に連動する0.7m（装着するカメラにより異なる）から更に繰り出せるヘリコイドの採用により0.5mを実現しています。

レンズ本体には指がかりの良い形状のフォーカシングレバーを装備し、コンパクトな外観ながら迅速で確実なピント操作を可能にしています。このフォーカシングレバーの位置と距離スケールとの関係を記憶しておけば、ピント合わせをしたいおよその距離を鏡筒に刻印された数字を見ることなくあらかじめ設定することもできます。

本体と同色で、レンジファインダーカメラの距離計窓を遮ることのない形状のコンパクトなストレートタイプのフードが付属しています。このフードを外せば、マウントからの全長は30mmとなり、さらに携帯性やバッグからの出し入れのしやすさが高まります。フィルター径は伝統的でコンパクトなサイズ感のφ39mmです。

本レンズの光学設計は、距離計連動式のデジタルおよびフィルムカメラでの使用を前提に最適化されていますが、マウントアダプターの使用によるミラーレスデジタルカメラでの撮影も想定してあり、距離計連動式カメラの枠を超えて様々なプラットフォームでの撮影にも対応します。